大学受験に合格する秘訣は?

大学受験は、人生を大きく変えると言っても過言ではありません。現代は就職において、学力のみが重視される時代ではありません。しかし、今でも採用の合否を決める際に出身大学を基準にする場合もあります。また、就職の際は大学名だけではなく、大学で学習・経験した事柄も重要です。大学は学校・学部・学科ごとに学習できる事柄・経験できる事柄が大きく違います。どの大学に通うかということは、学習できる事柄や経験できる事柄に影響します。

希望の大学に合格するためには、受験したい大学をよく知り、大学ごとに最適な対策をすることが重要です。特に私立大学は試験内容の傾向がある程度決まっています。過去問を繰り返し解くことが何よりの受験対策になるとさえ言われています。

また、芸術系の大学を受験する場合、重要になるのは学科試験の対策だけではありません。芸術系の大学の多くは、実技試験と学科試験の総合点で合否が決まります。実技試験の対策もしなければなりません。

〇実技試験の内容は?

芸術系大学では、例えば以下のような実技試験が実施されます。

美術系学科:デッサン、水彩、油彩、色彩表現
音楽系学科:ピアノ、歌、管楽器、弦楽器、打楽器
演劇系学科:発声,表情,身体の表現力

これらの実技試験は、課題内容が細かく指定される場合もあれば、ある程度自由に、自分で内容を決める場合もあります。このうち、より難しいのは、自由課題である場合と言えます。課題を自分で設定する場合は、

・試験官が何を評価するか
・自分が得意な課題は何か

を考える力も養う必要があります。課題を設定する時点から試験が始まっていると考えることができるでしょう。

〇小論文・面接対策も忘れずに!

芸術系大学には、学科試験や実技試験の他、学科ごとの専門的な内容の理解度を測る小論文試験や面接試験が実施される大学もあります。
日本大学芸術学部(日芸)を例に挙げます。こちらの大学は8つの芸術系学科があります。どの学科も一般入学試験の二次試験には、小論文や面接などの専門試験が設定されており、単に専門知識を身に着けているだけでは合格ラインに達することができません。

小論文ならば、
・指定された文字数内で話を展開させる
・しっかりとした文章表現ができる

面接ならば、
・教養・マナーを身に着けている
・ごまかしや嘘を言わない

などの部分が見られています。小論文や面接には、それぞれ学科・実技試験とはまた異なる対策が必要です。

日芸の受験対策ならば、早稲田ゼミナールの日芸の受験対策コースを受けると、過去の出題傾向を把握して実施される小論文対策や、学科・コースごとの模擬面接を受けることができます。

このように、大学では特に受験する学校に適した対策をする重要性が高いです。特に実技試験や小論文、面接は、机上の学習のみに注力し、知識を頭に入れるだけでは完全に対策ができません。1人で対策を実施するには無理があります。対策講座を受けられる学校や塾を利用し、受験対策のプロフェッショナルである講師とともに対策をしましょう。